書籍

今、必要なのは【生き直す力】。

突然、歌声を失ったオリコン1位アーティスト(MEGARYU)のRYUREXがクラウドファンディングで目標200万をわずか13日で達成した注目の初書籍

【何度だって生き直せ】7月30日に発売。 

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歌を歌うことで自分を表現していた RYUREX は人気絶頂の 2014 年、突如、痙攣性発声障害という喉の病を患い、アーティストにとって命である歌声を失いました。

その絶望的な経験によって、一度どん底を経験しました。初めは自暴自棄に陥っていた彼でしたが、仲間や家族に支えられ、ある “気づき” を得て、次の人生を再始動したのです。

たった一度のどん底で人生を終わらせないために大事なことは「生き直す」こと。リセットではなく「リスタート」であるということ、この時代に必要なスキルを多くの人に届けるために、出版。

今だからこそ伝えたいことがある

みなさん、こんにちは! RYUREX(リュウレックス)です!

僕は2004年にレゲエ・ユニット「MEGARYU(メガリュウ)」としてエイベックスからメジャーデビューしました。そのわずか2年後には、セカンドアルバム『我流旋風』がオリコンアルバムチャート1位を獲得。

応援してくれる方々のおかげもあって、僕らの歌がテレビCMで流れたり、全国ツアーのチケットが即完売していくなど、またたく間に日本の音楽シーンを駆け上がっていきました。

振り返れば、『Day by Day』『夜空に咲く花』『DEAR』など、数多くのヒット曲を生み、アルバム通算9枚をリリースしていました。

しかし僕の人生は、そのまま順風満帆にはいきませんでした。
僕はある日突然、痙攣性発声障害という喉の病を患い、歌声を失ったのです。

歌うことは、僕にとってすべてでした。
歌うことで、僕という人間を表現していたのですから当然です。

生きる目的やビジョンを見失った僕は、自暴自棄になって周りに当たり散らしたり、酒に逃げて愚痴をこぼす日々、まさに人生の「どん底」を経験しました。

 

でも、僕は次の人生を再始動したのです。

現在は、音楽フェスや地域創生プロジェクトをはじめ、アパレルブランドのプロデュース、インターネットラジオ局のオーナー経営、東海社会人サッカーリーグの顧問、地元・岐阜県の観光大使として精力的に活動しています。

この本は、そんな僕がどうやってどん底から這い上がり、人生を切り開いてきたか、さらには激動の今、これまでの働き方を変えざるを得なくなった人たちに「これからの働き方」を伝えるためのものです。

2020年に新型コロナウイルスが広がって以降、僕らの状況は目まぐるしく変わっていきました。

「いったい何が起こっているのか」
「これからどうなっていくのか」
「今後、自分はどう生きていくべきか」

多くの人たちが、このように思ったのではないでしょうか。もしかしたらその気持ちは今も続いているかもしれません。

僕も2014年に同じような体験をしました。痙攣性発生障害──それは僕のすべてとも言える「歌声」を、何の前触れもなく、ある日突然奪ったのです。

しばらくして僕は、自分を見失いながらも家族や友人のおかげもあって、自分を客観視することができました。

そして、こう思ったのです。「今、自分に起こっていることには何か意味があるのではないか」と。そこからは「自分にできることは何だろう?」と棚卸しを始めたのです。

僕は「新型コロナも僕たちに何かを突きつけている」と思っています。今、僕たちは強制的に立ち止まることになり、自分の人生と向き合う時間が増えています。

今の働き方でいいのか、本当は何をしたいのか。でも、どうしたらいいかわからない──。

変化が激しくて予想もつかない時代の今、悩んでいる人がたくさんいます。そのために本というツールで多くの人の背中を押したり、生き方のヒントになればと思っています。

 

歌えなくなった僕は歌手という肩書きを手放し、生き直しました。

もしも今、人生の方向転換を強いられている人がいるなら、僕はこう伝えたいと思っています。

そのこだわりを捨ててみたら、と。
もっといえば、働き方にこだわらず、生き方にこだわれ、と。

生き直すとは、決してリセットではありません。リスタートです。過去の自分を捨てる必要はありませんし、これまでの自分を否定するわけではありません。さまざまな可能性に目を向け、新しい自分として仕切り直してみてほしいのです。

自分の未来を決めるのは、自分だけです。

生き直すことができると気がついたことで、僕は今、家族や多くの仲間たちと納得のいく毎日を自分らしく過ごしていると胸を張って言えます。

もし僕が「どん底」に落ちたとき、古いこだわりにしがみついていたら今の僕はいなかったと思います。

「自分の中の絶対」を失くしたとき、人はどうやって「どん底」から立ち上がり、どうやって自分の人生を切り開いていけるのか。

本書で僕の体験から次の3つの大きな柱を打ち立てています。

1. 自分が何者かを知る
2. 自分なりの基準を持つ
3. 意味のある選択をする

1つめは自分のアイデンティティを知ること。「自分が何者か」を認識するところからすべてははじまると思っています。何ができるのか、何が好きなのか、何で稼ぐことができるのか。それらを洗い出してみること。

2つめに挙げた、自分なりの基準を持つことも大切です。僕の場合は何事にも「ダッセェか、ダサくねぇか」、自分の心がどう感じるかを判断基準にしています。もちろん、ベクトルの向きはいつでも自分。自分の放つ言葉や自分のする行動のひとつずつすべてに、「それってダッセェことじゃないか?」といつも疑問を持つようにしています。

3つめは、意味のある選択を心がけるのも〝次の一手〟を打ちやすくするためにマストなスキルです。「便利だから」と役に立つ選択を考えるのも大事だけれど、「好きだから」と意味のある選択をするほうが、多くの場合、人の心は大きく動くものだと思います。

そして、3つの柱をベースにして、どの章をどこから読んでもこの3つの柱のことを意識できるような本にしました。

そうやってできたのが、全6章立てとなる本です。

〈目次〉
【第1章】何度だって生き直せ
・歌手が歌えなくなった「意味」を考える
・動き出さないことのほうが大きなリスク ….etc

【第2章】こだわりを捨てろ
・俺はいいけどYAZAWAがなんて言うかな?
・仕事にこだわらず、働くことにこだわれ ….etc

【第3章】応援される人間になれ
・結局、「誰を、どうやって、助けたいか?」
・君の存在に、どんな意味があるか? ….etc

【第4章】ものごとの本質に気づけ
・人生にもプロデュース力は大事だ
・伝わる量が倍増する「伝える力」 ….etc

【第5章】悔いのない自分を生きよ
・「段取ってる人間」だけが波に乗れる
・コンプレックスは抱えたまま付き合え ….etc

【第6章】こんな時こそ、動け
・「Dカップ」で行け
・「大きいこと」より「できること」….etc